Special

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物作りは生産現場で終わりではなく、
お客さんの手に渡るまで続いている。
フェイシャル インデックス ニューヨーク サブマネージャー兼チーフアドバイザー 剣持敏伸

お客さんと対峙する販売の現場にも
プロフェッショナルが存在する。

大手総合商社やメガバンク、外資系金融などが居並ぶ日本最大のビジネス街、東京・丸の内。近年では一流ブランドのショップが立ち並び、銀座や表参道と肩を並べる高感度のショッピングタウンへと変貌を遂げている。そんな丸の内にアイウェアトレンドを発信し続けるショップがフェイシャル インデックス ニューヨークだ。ニューヨークのソーホーに1号店を2000年にオープンし、瞬く間にファッション関係者やアーティスト、ミュージシャン、さらにはハリウッドスターまでも虜にした。この東京店が2号店で、店内はニューヨークの本店の空気感そのままに、丸の内ならではのラグジュアリーで洗練された大人の空間を演出している。
そんな東京店で、深い専門知識を備え、数多くのお客さんから信頼を得ているのが、サブマネージャー兼チーフアドバイザーの剣持敏伸さん。まだ31歳という若さにも関わらず、お客さんから直接指名されたり、遠方から来店される方もいるほど頼られているのだ。

フェイシャル インデックス ニューヨーク 東京店。

フェイシャル インデックス ニューヨーク サブマネージャー兼チーフアドバイザー剣持敏伸さん。31歳ながらキャリア13年のベテラン。

半医半商+αが求められる現在の眼鏡店。

剣持さんの実家は祖父の代から続く眼鏡店で、祖父や父の働く姿に憧れ、中学2年生の時に、将来は眼鏡店で働くことを決めたそうだ。その後、眼鏡の専門学校で本格的に学び、専門学校も含めこの業界に入って13年。眼鏡は医学的な知識のもと視力補正を行うことから「半医半商」といわれてきた。剣持さんは眼鏡の専門知識だけでなく、様々な分野の知識や情報などを吸収し、真摯に接客にあたっている。
「この10年ほどで眼鏡をファッションの一部として捉える方が増えてきました。職種やライフスタイルによって選ぶ眼鏡も多岐にわたり、それにともなってデザインの種類も豊富になってきました。私たちは視力に関わることも専門分野ですが、フレーム選びもプロです。お客様のお顔立ちや用途、服装、好みなどを考慮して、最適な眼鏡をお見立てします」と剣持さん。つまり優れた販売スタッフとは専門知識と技術を備えたカウンセラーでありスタイリストでもあるわけだ。
現在巷では安価な眼鏡が氾濫し、安ければいい。先の「半医半商」ではなく商売のみといった風潮がある。しかし長い目で見れば、自分の目の情報、買ったフレームのこと、会話した内容まで細かく覚えていてくれる、そんな頼もしいスタッフがいる眼鏡専門店で購入したほうが絶対にいいはず。フェイシャル インデックス ニューヨークはまさに安心して任せられる。もちろんメンテナンスのバックアップ体制も万全で、破損の修理や一部のパーツ交換は有料だが、メンテナンスは概ね永年無料だ。

そんな名店のおすすめの眼鏡が「井戸多美男」と「SPIVVY」。「井戸多美男作T-460」はセルロイドをフロントとテンプルに使った細身で小ぶりなモデル。眼鏡職人の井戸多美男氏の作るメタルフレームに共通する繊細な雰囲気が特徴で、ウェリントン型をベースに丸みをもたせたレトロな雰囲気も魅力のひとつ。今回は職人シリーズで初めてクリングス(鼻パッド)を付けたセルフレーム。カラー/デミ。日本製。2万9400円。

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「SPIVVY SP-1155」はブロックチタンのフレームにアセテートテンプルを合わせたコンビモデル。チタンとセルロイドの素材感の対比がユニークで、しかも全体的に流れるようなシルエットにまとまっているところに完成度の高さを感じさせる。ちなみにフロントは6ミリのチタン材を5ミリにプレスして堅牢性を強めている。カラー/カーキ。日本製。3万9900円。

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文:倉野 路凡 写真:猪又 直之(商品)