'80年代ヒップホップのアイコン
「カザール163」完全復刻!
オールドスクールのファッションに必須だったカザールのアイウェア

テンプルのロゴは1984年発売当時のロゴを使用している。細かなディテールに至るまで完全再現するためには、かなりの時間が費やされた。

近年の全米ヒットチャートを見ると、チャートインするナンバーのほとんどがヒップホップ系か、その影響を強く受けた曲であることがわかります。今日、こうした音楽に限らず、ヒップホップはメインストリームにしっかりと根づき、ここ日本でも若者たちの身近なカルチャーになりました。
しかしオールドスクールの時代、つまり'70年代〜'80年代のヒップホップの黎明期には、少なくとも私たちの目にNYのヒップホッパーたちのファッションは"異形"に映り、しかし、それゆえにその存在は衝撃的でした。とりわけ強いインパクトを与えたのはRUN-D.M.C.がキメていた数々のユニフォーム、すなわちカンゴールの帽子、ゴールドのロープチェーン、ブラックレザーやデニムのジャケット、アディダスのボトムスやシェルトップのスニーカー、大ぶりのラジカセなどは、今もなおヒップホップの定番アイテムとして認知されています。
1984年にリリースされたカザールのアイウェア「カザール163」もまた、そうした'80年代の黒人たちの重要なリスペクトアイテムでした。とはいえ、流通量が少なかったこともあり、そのヴィンテージは現在、十数万ものプレミアム価格で取り引きされています。
そのオールドスクールの定番アイウェアが今秋、25年ぶりにリリースされることに! しかもオリジナルと同様、希少性の高いアセテート素材が使われた完全復刻モデルなのです。

カジュアルなコーディネートのハズシのアイテムとしても有効です

クリアレンズタイプにはカザールのロゴが彫刻されている。

その「カザール163」は大胆なほど大ぶりで肉厚のアセテートフロントにゴールドで飾られたテンプルというコンビネーションがいかにもヒップホップらしい、自己主張の強いアイウェアです。しかも、当時のヒップホッパーらは矯正用レンズに交換するためのデモレンズの表面にプリントされた「CAZAL」のロゴを残したいがため、そのデモレンズのまま着用していたのですが、今回、この復刻でもそのスタイルを忠実に再現。それも、そのクリアレンズを単なるデモとはせず、強度を高めたCR39素材を採用し、そこにロゴを配しているのです。また、レンズにはそのクリアレンズタイプとサングラスタイプの2バージョンがラインナップされ、さらにフレームではオリジナルカラーの3色に新色ブラックが加わっています。
そのブラックはテンプルのサテンフィニッシュ×ミラーフィニッシュのゴールドとのコントラストが映え、キリッとシャープな印象ですし、クラシックなべっ甲調のブラウンはよりトラディショナルな大人テイスト。スケルトンに白くプリントを施してて立体感のある表情を見せるホワイトは、サイドのゴールドと相まってエレガントな佇まいですし、やや青みを含んだレッドはブラックやゴールドとの組み合わせにより、大変粋な印象です。いずれのカラーも非常に個性的ですし、限定生産ゆえの希少性にも魅力を感じます。
自己主張の強いアイウェアであると前述しましたが、決してヒップホップ系の着こなしに限定されるアイテムというわけではなく、たとえば'80年代への回帰がひとつのトレンドにもなっているこの数年のファッションにも絶妙にマッチしますし、自らのコーディネートにちょっとグラマラスな"ハズシ"を取り入れたいという人にも非常に有効なアイテムであるといえましょう。また、言うまでもなく、当時のアメリカンポップを知る人たちのノスタルジックなコレクションのひとつとしてもお薦めできるのです。

CAZAL 163(カザール163)

今回の復刻では新色を追加。カラーはフレーム4色×レンズ2バージョン=計8バリエーションからお選びいただけます。

品番:CAZAL 163
フレームカラー:ブラック(c1/新色)、ブラウン(c80)、ホワイト(c180)、レッド(c200)の全4色展開
レンズカラー:クリア(163/1)、Safari別注サングラス(163/3)の2バージョン展開
フロント素材:アセテート
テンプル素材:アセテート×合金
レンズ素材:クリアレンズ=CR39、サングラス=UV400
フロント全幅:140mm
テンプル全長:135mm
レンズ寸法:W59×H50mm
重量:42g
生産数:150本×8バリエーション=1200本限定
原産国:ドイツ
価格:各4万4100円
発売年・月:2009年11月

お問合せ:エイトオプティク TEL.03-3834-6080 http://www.eight-optic.co.jp/  カザールの詳しい情報はコチラ→

文:山田 純貴 写真:笠井 修