横顔に華やぎをもたらすカザールの美学

デザイナーのカリ・ツァローニ氏によって、1975年に誕生した「カザール」。CAZALというブランド名も自らの名前の一部からとった造語である。彼はウィーン芸術アカデミーで建築を学んだ後、家具や陶器、クリスタルガラス、シャンデリアなどのデザインに携わった経験があり、バウハウスの影響も大きいと言われている。
「カザール」は一見するとデコラティブで独創的なデザインだが、アイウエアとしての機能性は堅持している。たとえばレンズを両サイドに配したサイドシールドの製品もあるが、現在の技術をもってすれば大きく孤を描く一枚のカーブレンズで対応できなくないはず。「カザール」が極端なカーブレンズを用いないのは彼の美意識にもよるだろうが、度付きレンズとの交換にも対応しているためだという。つまりサングラスとしてだけでなく、眼鏡としても常用してほしいというメッセージが込められているのである。そんな視点から見ると、今回の新作も表層的なデザインだけでなく、「カザール」ならではの奥深さを感じさせてくれる。

9004シリーズ
サイドシールド+大粒クリスタルが優雅さを演出

フロントの繊細な雰囲気とは対照的にサイドのヒンジ付近には○や□の10粒のスワロフスキークリスタルが埋め込まれ、かなりゴージャスな雰囲気を漂わせている。各カラーによってリムからヒンジ、テンプルにかけてのカラーが異なるため、まったく違った表情を見せてくれるのも魅力のひとつ。また、両サイドにはカザールのアイコンであるサイドシールドが1枚ずつ配されている。
着こなしは、テンプルのゴージャス&メタリック感に合わせて、シルク混ウールのシャイニーなモード系スーツがぴったり。ナローラペルにナロータイが基本コーディネート。シューズもブラックのスリッポンが似合う。

9005シリーズ
エレガントな輝きはビジネスにも品格をもたらす

ブリッジとテンプルが3本の直線で構成され、スクエアなリムと相まって全体的にシャープな印象を与えてくれるモデル。天地の幅も抑え気味。正面から見るとリムに色が入っているが、リムの下側がゴールドだったり、見る角度によって違う色が見え、表情も変わる。サイドにはレンズが入らず、カザールにしてはベーシックなデザインになっているのも特徴のひとつだ。
着こなしは、シャープな雰囲気を生かして、スーツもモダンなブラックスーツがおすすめ。着丈は短めのナローなシルエット、無駄を排したシャープなボトムスラインなど、アイウエアとの相性もよい。基本的にモノトーンでまとめるとエッジの効いたシャープ感が出る。

9006シリーズ
スワロフスキーの輝きを纏ったゴージャスデザイン

フロントの上下のリムがカーブしてサイドに流れ込み、大きな三角形のテンプルを作り出している。ヒンジも大きめ。そのテンプルには大小のスワロフスキークリスタルが散りばめられ、かなりゴージャスなデザインに仕上がっている。一見派手だが作りはシンプルなので耐久性の面でも安心できる。
着こなしは、テンプルの派手さに合わせて、上質の素材を使ったシャープなカッティングのクロージングがおすすめ。真冬ならキャメル色のカシミア100%、あるいはカシミア×アンゴラ素材の明るめのチェスターフィールドコートがよく似合う。滑らかな生地の手触り感とクリスタルの硬質な輝きの妙を楽しみたい。

9007シリーズ
3枚のレンズで構成された貫禄のサイドシールドを装着

サイド部分に3枚のレンズを配した斬新なデザインはカザールでもはじめて。フロントのリム(レンズ枠)の形状に合わせて、3枚のレンズも角度がつくという大変凝ったデザインになっており、幅広く力強いテンプルが見た目の安心感を与えている。
着こなしは、独創的なサイドデザインということもあり、全体のバランスを考えると1970年代テイストのヨーロピアンスタイルが最適。ワイドなピークドラペルのシングルブレストスーツなどがよく似合う。真冬ならスリーピーススーツが最適。ショルダーラインはコンケープ気味のシャープなラインが欲しいところ。

問:エイトオプティク TEL.03-3834-6080
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