コンプレックス グランデュオ蒲田
眼鏡は表情を引き立てる役割ですからその人の個性を引き立てたいのです
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 かつては京浜工業地帯の一角として、また東急多摩川線や池上線とJRを結ぶ中継駅として賑ってきた蒲田駅周辺も、最近は再開発が著しく大きく様変わりしてきています。今年4月16日には駅の東口側と西口側にそれぞれあった「駅ビル」をつないだ「グランデュオ蒲田」もグランドオープン。通勤帰りに、またショッピングや人との待ち合わせのついでに気軽に立ち寄る、というような蒲田駅の利用客の増加も期待されています。
 そんなグランデュオ蒲田の6Fに、アイウェア専門店「COMPLEX(コンプレックス)」がオープンしました。様々な要素を際立たせ、調和させる集合体の思いが込められたCOMPLEX。不変のコンセプトと時代の様々なファクターをクロスオーバーさせ、今の空気感を提案しています。その、神戸や京都などで注目されてきたアイウェア専門店が、関東に初出店したのです。
 COMPLEXが提案するのは、「普遍」と「変化」。相反する言葉ですが、そこには様々な意味が持たれています。「私たちが展開するブランドは、それぞれが確固たるコンセプトの元、コレクションを発表しています。」と店長の安岡氏。そのコンセプトが、時にはトレンドを生み出し、時にはトレンドと距離を置く。クラッシックからモダンが解釈され、モードがレトロを解釈する。「普遍」から生み出される「変化」は、無限の展開を持っています。
 ドイツが誇るミニマルデザインの「ウォルフガング・プロクシュ」や、欧米でも非常に人気の高い「スピビー」などのコレクションアイウェア。「泰八郎謹製」や「小竹長兵衛作」といった、伝統的な眼鏡職人が手掛ける「職人シリーズ」。確かに、コンセプチュアルでストーリー性を感じるアイウェアブランド群が揃えられています。
 一見、個性の強いブランドは、興味を抱いても実際に使うことには躊躇してしまうことが多いもの。安岡さんは手に取ってもらい、1本1本の眼鏡に込められたデザイナーや職人さんたちの想いを伝えることで、いつもとは違う自分に気がつき、そうした「壁」を越えてもらえると期待しているようです。
 ですから訪れる人の多くがオーソドックスな眼鏡の愛用者ですが、スタッフは普段かけているものにくらべて少しだけ個性的なものをすすめ、一歩踏み出す手伝いをしているとのこと。COMPLEXは単なるアイウェアショップではなく、新しい自分を発見してもらうステージを目指しているようです。

 

コンプレックス グランデュオ蒲田

東京都大田区西蒲田7-68-1 グランデュオ蒲田 西館6F
TEL.03-5713-6275 営業時間:10:00-21:00

文:有澤 隆 商品写真:綿屋 修一

COMPLEX