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吉田スーツ

2014年11月3日
吉田スーツ

真ん中がオーナーの吉田氏、向かって左が島田氏そして右が大山氏です。着ているスーツやジャケットのテイストは驚くほど三者三様ですが、どのスタッフにもこんな笑顔が自然と出るところは共通。これこそが吉田スーツの最強の魅力なのです!

オーダースーツの楽しさを広めた
「吉田スーツ」が下北沢に出店!

小田急線と京王井の頭線とが交わり、小演劇のメッカとして全国的に知られる下北沢。周囲に学校が多く集まるためか平日の昼でも賑やかな一方で、駅から6~7分も歩けば羨むばかりの高級住宅街が広がる二面性を持ちあわせたエリアです。
 
この下北沢に、今年の6月末に開店したのが今回足を運んだ「吉田スーツ下北沢店」です。スーツやジャケットのオーダーに興味をお持ちの方でしたら、「吉田スーツ」と聞けばすぐにピンとくるはず。そうです、ここはオーダースーツ復権に大きな役割を果たした国分寺の名店、吉田スーツの支店です。
 
黒基調の落ち着いた雰囲気の国分寺店に対し、下北沢店のキーカラーは、街の活動的な雰囲気にあわせたかのようなネイビーブルー。駅から徒歩2~3分の通りから少し奥まった場所にあり、ひとたび店内に入るとゆったりとした気分にひたれます。

 

選び易いオーダーメニュー。
トータルコーディネートも可能!

 

オーダーメニューは国分寺店と一緒で、スーツやジャケットに関しては、3つの仕立てグレードが用意されています。リーズナブルな価格で手軽にオーダーを楽しめる「ベーシック・ビスポーク・ライン」、より高度な仕立てとフィット感を味わえるメインの「エグゼクティブ・ビスポーク・ライン」、手仕事による工程をさらに多用した「プレミアム・ハンド・ライン」の3つです。どのグレードも縫製は日本国内で行われています。
 
例えば、スーツが必須の職業であれば「ベーシック」を数着使い回すとか、ハレの日用のスーツだから思い切って「プレミアム」を選ぶとか、顧客のニーズや予算に合わせて選択できてしまう訳です。他にも靴(「花」「月」「雪」の3グレードがあります)やシャツ、それにコートのパターンオーダーも受け付けていますし、ネクタイも品揃えが豊富です。

 

オリジナルモデルを多数用意。
守備範囲が断然広い!

 

スーツやジャケットの話に戻すと、吉田スーツの魅力は、トレンドを意識しつつ独自に企画したモデルがいくつも存在することでしょう。一般的なオーダースーツへの印象は、技術面やスタイル、ステイタスが強調され、堅苦しさがつきまといがちです。しかし、吉田スーツでは、流行は「顧客個々人が創るもの」として提案。中にはライダーズジャケットのような作品や、常連顧客のオーダーを1つのモデルに昇華させたものもあり、「着たいものを作る」というオーダーの原点を教えてくれるのです。

 

優しく楽しいスタッフにファン多数。
初心者もベテランも楽しめます!

 

同時に、オーナーの吉田 務氏をはじめとするスタッフの「引き出しの多さ」「守備範囲の広さ」も特長です。年齢も経歴も様々なスタッフが、自らの経験に基づいて親身にアドバイスしてくれるので、世代を問わず、またオーダーに慣れていない人でも安心して相談ができるのが本当にありがたい。例えばお父さんの昇進祝いのスーツと、その息子の成人式用のスーツ双方を、この店ならば同時に頼めてしまえるわけで、これって他店ではなかなかできないことですよ!
 
だからでしょうか、吉田氏やスタッフの島田氏によると下北沢店も、お客様の傾向は今のところ国分寺店と同じく、年齢も幅広く、さまざまなスーツやジャケットを仕立てに来てくれるのだそうです。遠方からのみならず、近隣のお客様が多い点も似ているのだとか。確かに国分寺も下北沢も、街の規模や便利さのわりには長い間「テーラー空白区」だったので、とくに地元のスーツ好きにはこんなお店があれば万々歳です。
 
土日にまずはフラッと下見… みたいな人が下北沢店の方が多いそうですが、これは周囲に洒落たカフェやブティックが多いこのエリアだからなのかも? いずれにせよ、吉田スーツ下北沢店は、吉田氏をはじめとするスタッフの優しい人柄が出ているかのような、背筋はスーッと伸びても肩に力は入らない居心地抜群の空間。スーツやジャケットを仕立ててみたいけど、オーダーってどうも難しそうで… と感じている人こそ気軽に扉を開けてください。「スタッフと一緒に服を創り上げる楽しさ」を真に実感できるテーラーです。

 

吉田スーツ

2014年秋冬のスーツのお薦めは、ご覧のような格子柄。特に真ん中のライトグレイのものはこの秋、吉田スーツで独自に織らせたオリジナル生地で、あっという間に残り僅かになってしまったのだとか。シングル2ピーススーツをベーシック・ビスポーク・ラインで仕立てると、写真のものだとオリジナル生地で1着6万9000円(税抜)~、他の生地で1着5万9000円(税抜)~です。

 

吉田スーツ

吉田スーツのオリジナルモデルの一例。これはモッズスーツを意識した「クアドロフェニア」。モデル名の由来はモッズファンならもう、解りますよね! オリジナルモデルはほかにも多数あり、これまでのテーラーにありそうでなかった「視野の広さ」を実感できます!

 

吉田スーツ

これからの時季絶対に重宝するコートは、コート専用のパターンオーダーで受け付けてくれます。写真と同じもので7万円(税抜)~。なお、チェスターフィールドコートのみはエグゼクティブ・ビスポーク・ラインでの受注も可能で、この場合は7万9000円(税抜)~です。

 

吉田スーツ
吉田スーツ
吉田スーツ
 
  • 吉田スーツ下北沢店
  • 〒155-0031 世田谷区北沢2-26-13 PACKAGE ONE1階
  • TEL.03-6796-3131
  • www.yoshida-suit.com
  • 営業時間:12:00~19:00 水曜・木曜定休
  • 文:飯野 高広
 
 

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