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ロイドフットウェア青山

2014年4月26日

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英国靴の真の魅力を教えてくれる貴重な存在

今回訪れたロイドフットウェア青山は、青山の骨董通りから脇に少し入ったところに位置しています。1983年の開店から30年以上経ち、ファッショントレンドも、そして青山周辺のお店も目まぐるしく変化するなかで、当時から英国靴の普遍性や堅牢さを伝え続ける名店です。

 

基本に忠実。流行にながされない靴達

 

黒のキャップトウをはじめ、この店にある靴は全く飽きの来ない定番モデルばかり。年によってモデルや色に若干の違いはあるものの、デザインや木型はあくまで英国靴の基本に忠実です。流行にながされず、お洒落と言うより身だしなみになくてはならない靴が必ず置いてある安心感があります。どれをとっても価格以上の品質の靴が揃い、いまだに3万円弱のものから用意し続けてくれる姿勢には頭が下がるばかりです。

 

フィッティング重視の親身な接客

 

この店が30年以上支持され続けている理由は、顧客の足と靴との相性を親身に判断してくれる接客にあると思います。「かかとが靴から浮いてしまっています」「指が自然に伸ばせていませんよね」と言うように、誰にでも分かりやすい表現でフィッティングを見極めてくれるからです。時には「残念ながらこの靴はお客様の足には…」とあえて販売をすすめなかったり、「こちらの方がお客様の足に向いています」と代わりに安い価格のものを紹介してくれたり、売らんがなの姿勢でないことに誠実さを感じさせてくれます。

 

午後10時まで営業。残業しても立ち寄れる

 

営業時間についても然りです。「お客様がお仕事に使う靴をお探しなら、その仕事着を身に付けたままご来店できるように」との配慮で、10年ほど前から営業時間は「午後3時から10時まで」というのもこの店の特長です。足のむくみが夕方以降に出やすい人も的確なフィッティングができる訳です。紳士靴は購入前に何足も実際に試着をし、客観的な判断も踏まえて選んでもらいたい、という開店以来培ったノウハウが、何気ない気配りで活かされています。

 

英国靴の初心者はもちろん、改めて英国靴の良さに気付いた上級者にも、ロイドフットウェアのこだわりの品揃えと接客姿勢、そして変わらぬ店構えが「靴との付き合い方」をさりげなく教えてくれていると感じるのです。

ロイドフットウェア

最高級グレードのマスターロイド。左はパターンオーダーのみで展開するスリッポンフルブローグ。8万1000円(税抜)~(納期約4か月~)。右は長年の定番・内羽根式フルブローグ。5万6000円(税抜)。

 

ロイドフットウェア

ラバーソール仕様のVシリーズ。非常にお手頃な価格ながら、英国靴の真髄が味わえるのが魅力。3足いずれも2万6000円(税抜)。

 

ロイドフットウェア

このお店の定番であり最も人気のあるMシリーズ。飽きの来ない、そして礼を失しないビジネスシューズとして何足でも持っていたい。3足いずれも3万2000円(税抜)。

 
  • 東京都港区南青山5-18-4 メーゾン南青山102
  • TEL.03-3409-9335
  • 営業時間: 15:00~22:00
  • 文:飯野 高広
 
 

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