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ソラックザーデ

2013年8月5日

ソラックザーデ

トレンドを超越する、本物のフレームに出会える店

これまで、ありそうでなかった、ヴィンテージアイウェアの専門店がSOLAKZADE(ソラックザーデ)です。店内には、1940年代~1960年代のアメリカ(アメリカンオプティカル、タートオプティカルなど)や、ヨーロッパの眼鏡フレームを中心に取り扱っていて、さらに古い時代のメタル(金張り)フレームや、1970年代~1990年代初頭に生産された、オプチル(OPTYL)という新素材のフレーム(ダンヒル、ディオール、プレイボーイなど)まで揃っています。眼鏡好きには本当にたまらないお店です。
 

現行品の樹脂系フレームはアセテートが中心ですが、1950年代から1960年代のアメリカブランドは、アメリカンザイルという樹脂素材です。実際に嗅いだところ、ほんのりと甘い香りがしました。セルロイドのツンとした香りとも違いました。
 
さて、ソラックザーデは、岡本兄弟が2007年に大阪でスタートしたのがきっかけで、昨年の7月に原宿・表参道沿いにこちらの専門店をオープン。場所柄、若い世代のお客さんが中心かと思えば、年齢層も17歳から80歳までの幅広いそうです
 
ヴィンテージフレームというと、壊れそうな中古のイメージがありますが、こちらで扱っているのは未使用品が中心で、素材が酸化していない、クラック(ヒビ)のない、状態の良いものだけを厳選しています。さらに店頭に並ぶときにはバフがけをしているので、生産された当時の、本来の艶を取り戻しています。
 
現在はアメリカをはじめ、カナダ、スイス、オーストリア、エジプトなど、世界 各地で信頼のおけるバイヤーがいて、常時フレームが送られてくるというシステムです。店頭に並んでいるだけで約500本、ストックは1万本ほどあるそうです。買い付けは世界中の古い眼鏡店や、当時のメーカー、代理店からデッドストックを発掘するという手法で、そこに眠る当時のカタログもあわせて入手し、当時の話を聞くなどすることで各商品の背景を深く理解。現行品では使用しなくなった素材の特性にも精通し、修理やメンテナンスに応用しています。
 
各時代やブランドによってデザインは異なりますが、現行のフレームと比べるとやはりズシリとした重さがあり、存在感があります。ほぼ一点しかないということも魅力の一つです。フレームの価格はブランドによって違いますが、2万円台~3万円台が中心です。けっこうリーズナブルだと思います。
 
また、こちらのお店ではフレームの販売だけでなく、レンズ(単焦点や累進レンズ)にも力を入れているのでご安心を。HOYAなどの信頼できるブランドの良質なレンズを取り扱っています。また、ヴィンテージフレームと相性のいいガラスレンズも揃っているので、レンズにこだわっている人も納得できるはず。

 
気になるアフターケアですが、ほとんどのフレームは修理可能とのこと。ユーザーのミスで壊してしまった場合でも、有償で直してくれます。ただ、オプチル(透明感のある綺麗な樹脂)素材は難しいそうです。

 
数多くのブランドのフレームが巷に溢れていますが、量産品ではなく、究極のお気に入りを探している人は、気軽に覗いてみてください。岡本さんのフレーム話は面白くて勉強になります。

 

ソラックザーデ
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ソラックザーデ
 
  • SOLAKZADE(ソラックザーデ)
  • 東京都渋谷区神宮前4-29-4 goro's Bldg. B1F
  • TEL.03-3478-3345
  • 営業時間:15:00~20:00 不定休 ※水曜は予約制(水曜のみアポイント要)
  • オフィシャルサイト:solakzade.com
  • 文:倉野 路凡 写真:猪俣 直之
 
 

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