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居心地よい空間の決め手は照明にあり。日本に初登場した北欧デザインの名作照明「モデル105」

2020年5月19日
LE KLINT モデル105

 

LE KLINTレ・クリント

居心地よい空間の決め手は照明にあり
日本に初登場した北欧デザインの名作照明「モデル105」

 

LE KLINT モデル105

日本では少し前まで、家庭で照明といえば天井照明のみが当たり前のような感じでした。とにかく明るい部屋こそ文化的。そんなイメージだったといってもいいでしょう。けれども自然の光が少ない季節の多い北欧では、さまざまな光を組み合わせて日々の生活を楽しんでいます。そんな居心地の良い雰囲気を楽しむことを、デンマークではヒュッゲ(Hygge)な時間と呼びますが、デンマークを代表する王室御用達の照明ブランド、レ・クリントの照明は日本の家庭にもヒュッゲな時間を作り出してくれるに違いありません。
提灯を思わせるようなデザインは日本の家庭にも違和感なく、自然に調和しそうです。それもそのはず、レ・クリントの原点はデンマークの建築家P.V.イェンセン・クリントが日本の折り紙をヒントに創作した、オイルランプの明かりを調節するための紙のシェードにあるからです。

 
手作りランプシェードにルーツを持つ「レ・クリント」
 
モノづくり一家であるクリント家は趣味の延長としてシェードを作り続け、それは親戚や友人に贈られて重宝されますが、P.V.イェンセンの息子ターエ・クリントはクリント家の美しい灯りを普及させるため、1943年に会社を設立しました。そこではデンマーク近代家具の父と呼ばれるコーア・クリント(ターエの弟)がデザインを手掛け、機能的にも優れた明かりの名品として知られていくようになります。そして1945年、家具デザイナーとして世界的に知られるモーエンス・コッホによりデザインされ、デンマークでは隠れた名作照明の地位を築くことになるモデル105が誕生します。
 

LE KLINT モデル105

モデル105はコーア・クリントが制作したランタン、モデル101の細かな折りを簡素化し、直線の美を強調しています。上部と下部がすぼまっていくフォルムは、どことなく日本の提灯を連想させますが、コッホがコーア・クリントに師事していたことからすれば当然のことであったのかもしれません。シェードは創業当時から受け継がれてきたハンドワークで、1枚のプラスティックシートから折り上げられ、ハンドメイドならではの温かみのある柔らかなあかりが魅力となっています。

 
明暗のメリハリで心地良い空間を
 
シンプルな縦長のオーバルのフォルムは、空間をすっきりと見せてくれるので、一灯使いだけでなく、ダイニングテーブルの上などの多灯吊りもおすすめです。暗くなりがちなニッチに広がりを出したり、コーナーを照らしてインテリア雑貨を引き立てたり、寝室の隅に吊るせば和みの雰囲気も生まれそうです。照明器具そのもののデザインを楽しむだけでなく、あかりによる演出で、心身ともにくつろぐために活用したいものです。
 
そもそもデンマークをはじめヨーロッパの多くの国では1灯で部屋の隅々まで照らす文化ではなく、フロアランプやテーブルランプ、さらにはキャンドルなども組み合わせて明暗のメリハリを楽しんでいます。皆さんの家庭でもモデル105をはじめ、さまざまな照明の美とともに、居心地のよい生活空間づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
 

LE KLINT モデル105

 

レ・クリント モデル105 58,000円(税別)
E26LED100W、Φ260mm×330mm、全長約1,780mm、約0.5kg

●公式オンラインショップ www.scandex.jp
 
 
 

お問合せ:スキャンデックス TEL.03-3543-3453

 

文:有澤 隆

 

 
 

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