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スコッチグレイン銀座本店

スコッチグレイン銀座本店

紳士靴の可能性と楽しさを実感できる
スコッチグレイン銀座本店

 

日本のビジネスマンの足元を支える紳士靴として、また価格に比べ品質の優れたブランドとして定評のあるスコッチグレイン。今回は銀座にあるその本店を訪れてみました。

 

ベストな靴をより選びやすくなった
店舗リニューアル

 

スコッチグレイン銀座本店は、製造元であるヒロカワ製靴の創業50周年に合わせ、1997年に新橋にあった店舗から移転してきました。2014年の秋に全面改装され、ナラ材と木目のような風合いを持つ仙台石(稲井石)とが巧みに調和した、いわゆる和モダン的な店内です。円形の什器などを活用し、リニューアル前より開放感が大幅に増しています。また試着のできる接客スペースも大幅に増えました。

 

取材の際に改めて気付いたのですが、実はこのお店、以前から平日の昼間でもお客様が途切れることがありません。休日や年末のボーナスシーズンになるとそれこそ順番待ちになるほどで、接客の充実と店舗の開放感との両立はリニューアルの際の大きな課題だったとのこと。「お蔭様で改装後に新規のお客様も増えました。でもそれは、知名度がまだまだ低いと言うことでして……」そう穏やかに話す平形店長の姿勢に、このブランド自体の謙虚さが示されているようで、長年のファンとしてはホッとします。そう、お客様の多さは銀座と言う地の利だけではないのです。

 

ビジネス用だけはでない、
充実したラインナップ!

 

その試着スペースで最新作「Imperial Ⅱ Black」シリーズの靴を試し履きしてみました。主軸の一つ「Odessa」シリーズでは24.0Eがベストサイズの私ですが、「飯野さんの足でしたら、この靴なら24.5Eの方が快適かと……」果たして結果は、確かにそれよりタイトフィットで踵周りもよりコンパクトになっており、選ぶべきはやはり24.5Eでした。平形店長によれば、今のお客様の割合は足囲だとEEEとEとその他で5:3:2、世代的には30代・40代・50代・20代の順なのだそうですが、増えつつあるE=細身の靴であっても更なる進化・洗練を疎かにしていないことに驚かされると共に、丁寧で的確なフィッティングに頭が下がる思いでした。

 

当然ながらスコッチグレイン銀座本店には、最新作のみならずこのブランドの全ての靴が勢揃いしています。百貨店でしかここの靴をご覧になられたことのない方は、その種類の豊富さに驚かれること確実でしょう。とは言えアッパーやソールの材質、それに木型の種類でシリーズがきちんと分類されているのがこのブランドの大きな特長ですし、前述のようにどの店員さんもそれをしっかり頭に叩き込んで靴やサイズを選んでくれるので、店内で混乱することはありません。これらも訪れるお客様の多い理由なのだと思います。

 

真面目さの中にユーモアも忘れない靴とお店

 

中には迷彩柄がカラフルにプリントされた「Camouflage」シリーズや、細かく非対称な縫い合わせをアッパーのデザインにまで昇華させた「Spider」シリーズなど、イメージを良い意味で覆してくれるような意欲作もここには並びます。また直営店ならではの取り組みとして、往年のボウリングシューズをアレンジしたゴルフシューズのパターンオーダーや、現行モデルのアッパーやソールを他のシリーズで使われているものに載せかえるサービスも受け付けてくれ、正にこのブランドの「今」を存分に味わえるのです。

 

更に玄関の目の前には、話題のジャパニーズウィスキー・NIKKAの「竹鶴」を用いた独自のアンティーク仕上げ=モルトドレッシングを披露するミニスペースも設けられていて、これがボーっと見ていると実に嵌ります! 水を用いる通常の鏡面磨きより油性ワックスが綺麗に入り込むようで、帰宅して早速自分でもトライしてしまいました。底付けはグッドイヤー・ウェルテッド一筋、しかも革質に思いっきりこだわるなど、正直さを絵に描いたような姿勢で定評のあるスコッチグレインですが、この銀座本店はもう一歩踏み込んで紳士靴との「楽しい付き合い方」まで提案してくれる、靴好き以外の方にも思わず紹介したくなるお店なのです!

スコッチグレイン銀座本店

アッパーはイタリア・シャラーダ社の銀付きスエード「リバースドカーフ」に型押しを施したこのブランドの特注品。革なのに雰囲気は文字通りデニム!9月19日から直営店限定で発売予定。サイズ23.5~27.0。足囲E。税込み4万2120円

 

スコッチグレイン銀座本店

現代人の足の変化に合わせ、従来のスコッチグレインに比べ更に細身でメリハリのあるシェイプとした最新作。アッパーはヨーロッパ産のキメ細かな「ノーブルカーフ」を使用。サイズ23.5~27.0。足囲E。税込み5万1840円

 

スコッチグレイン銀座本店

このブランドがカテゴリーを創造したとも言える、雨に強いアッパーとソールを組み合わせたシリーズの代表選手。特に梅雨時には問い合わせが殺到し、生産が間に合わなくなるほど。サイズ23.5~27.0。足囲EEE。税込み3万240円

 

スコッチグレイン銀座本店

丁寧でかつ誠実な、正にスコッチグレインの紳士靴そのものの接客に、新橋店時代からの長年のファンも多い平形博厚店長。足の特徴や使用目的をしっかり捉えて、豊富なメニューの中から最適なシリーズとサイズを選んでくれます。

 

スコッチグレイン銀座本店

 

スコッチグレイン銀座本店

 

スコッチグレイン銀座本店

 

スコッチグレイン銀座本店

2015.08.11 UPDATE

 
  • スコッチグレイン銀座本店
  • 〒104-0061 東京都中央区銀座4-10-16 シグマ銀座ファースト1F
  • TEL&FAX:03-3543-4192
  • HP:www.scotchgrain.co.jp
  • 営業時間:10:00~20:00 (月~土) 10:00~19:00 (日・祝日)
  • 文:飯野 高広
 

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