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大和屋シャツ店

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ゆったりと時が流れる新しいスタイルの文具店

ここ数年ですっかり様変わりした銀座ですが、半世紀以上も前から店舗を構える老舗があります。オーダーシャツで知られる大和屋シャツ店です。その歴史は、2代目 石川清右衛門が明治9年(1876年)に横浜で日本初のワイシャツ店を構えたことに端を発します。昭和28年(1953年)に京橋に、昭和32年(1957年)に現在の銀座6丁目へ移転。今日では銀座になくてはならない老舗名店です。
銀座の老舗というと、なんだか敷居が高そうですが、意外と若い人たちも増えているとか。代表取締役社長の石川成実さんによると「以前は50代以上のお客様がほとんどでしたが、最近では30代、なかには20代のお客様も増えてきています。若い人たちは自分への投資として、シャツをオーダーされることが多いですね。本当に気に入った生地を選んで一枚からオーダーされています。」
大和屋シャツ店のオーダーシャツの中心価格帯は2万6千円から7千円。たしかに高いといえば高い値段ですが、巷のインポートの既製シャツのなかには、それ以上のものもたくさんあります。それに比べるとサイズも合って、生地も一流ブランドから選べるわけですから、むしろお手頃と言えそうです。そんな理由から若い人たちの間で、口コミで広がっていったそうです。

壁一面のシャツ生地は圧巻

シャツをオーダーできるお店は他にもたくさんありますが、同店の強みは生地の種類の多さ。店内には約800種類の生地があり、さらに事務所にもストックされています。しかもすべて反物で仕入れているため、他店よりもお安く提供できるとか。一般に高級生地と呼ばれるのは120番双糸からですが、お店で売れているのは140番双糸以上。160、170、180、200、240番双糸の高番手の生地も売れているそうです。
ブランドで言えば、デビッド&ジョン・アンダーソンズの200番双糸の生地をはじめ、スイスコットンでお馴染みのアルモの170、200番双糸の生地、高級生地で人気の高いカルロ・リーバのポプリン170番双糸とボイル180番双糸の生地が売れているそうです。こんな高級生地でオーダーしたシャツはさすがに洗濯機でガンガンに洗うわけにはいきませんが、ネットに入れて洗濯機で洗っても大丈夫とのこと。職人さんの縫製技術が優れているため型崩れもせず、意外と耐久性があるそうです。

ターゲットは団塊の世代

大和屋シャツ店は、複数の職人さんに縫製をお願いしていますが、「お客さんが再注文した場合は同じ職人さんにお願いするようにしています。また、職人さんは店舗と違う場所で工房を構えているため、注文を受けた生地と採寸したサイズなどが記されたオーダーシートを受け取りに毎日来店します。その度ごとにコミュニケーションがとれ、結果的にクオリティーの高いシャツに仕上がっているのだと思います」と石川社長。余談ですが若い職人さんも増えているそうです。職人不足が問題になっている昨今において、人材に恵まれていると言えます。それだけ職人さんを大切にされているという証なのでしょう。
さて、ここ数年は、クールビズの影響もあり、ネクタイなしでもサマになるボタンダウンカラーやスナップダウン(衿先をスナップボタンで留める)シャツが春夏の人気アイテムになっています。オーダーは一枚からOKで、納期は約3週間。仮縫いなしのマシンメイド、反物で仕入れた生地のおかげで価格を抑えています。「大和屋は適正価格を守って、儲けちゃいかん」というモットーを守っています。予約も要らないそうなので、週末に彼女とふらりとお店を覗いてみるのもおすすめです。

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お話をうかがった社長の石川成実さん。

 

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明治9年(1876年)横浜の地で日本初のシャツ店を開店した大和屋シャツ店。

 

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2012.08.06 UPDATE

  • 大和屋シャツ店

  • 東京都中央区銀座6-7-8

  • TEL.03-3571-3482

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