デルタ リディスカバー ポンペイ スペシャルエディション

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イタリアの老舗筆記具ブランド〈デルタ〉といえば、伝統的な職人技を屈指した高品位な万年筆作りに定評がある一方、古代史にスポットをあてたデザインモチーフで筆記具愛好家はもとより、古代史ファンにも親しまれています。今回発表された新作“リディスカバー ポンペイ スペシャルエディション”もその名の通り、1997年に世界遺産登録されたポンペイ遺跡にまつわる興味深い事実に着想を得ているようです。

古代ローマを代表する都市として栄えたポンペイは、79年8月24日に起きたヴェスヴィオ火山の大噴火によってその幕を閉じました。しかし、1700年の時を経て本格的な発掘を行ったところ、整然と区画された街並や住居、劇場といった当時の都市の姿がそのまま出現したことで、古代ローマの高度に発達した都市文化や人々の豊かな暮らしを伝える貴重な遺跡として一躍、注目の的に。当時のフレスコ画に描かれた鮮やかな赤壁があまりにも印象的だったがゆえに、「ポンペイの赤」という言葉がこの遺跡を表す象徴的な表現として使われてきたことをご存知の方も多いのではないでしょうか。そして、さらに時を経た2011年、衝撃なニュースが世界を駆け巡りました。イタリアの公共機関が「ポンペイ遺跡の家々の壁は、赤壁ではなく、実はイエローの壁だった」という調査結果を発表したのです。

新作の胴軸に用いられた鮮やかなイエローのセルロイドは、そんな新事実で再発見されたポンペイ遺跡の黄壁をイメージしてデザインされたもの。衝撃的なニュースを聞いたデルタ社の職人たちが、真の姿が明らかになったポンペイに捧げる特別なペンを作るべく制作されたスペシャルディションです。繁栄を極めた上で一瞬にして歴史の幕を閉じたポンペイの運命や、古代都市の真の姿を浮き彫りにする研究者たちのロマンに思いを馳せながら手紙や文章を綴る、そんな素敵な時間を提供してくれる万年筆はいかがでしょうか。