アクセサリー

10.01.26 UPDATE

カーボンファイバー風を超リアルに
革で表現した驚きの技術に脱帽です!

DUNHILL(ダンヒル)

最初に目にしたときは、正直「まさか・・・・」という思いでした。「表版がカーボンファイバー(炭素繊維)の財布などあり得るのか?」という疑問です。ところが手にしてみれば思いのほか柔らかく、そのしっとりとした感触から、これらが疑いなく革であることを理解しました。とはいえ、これはもう本当にリアルで、光の加減によって網目の表情が浮き上がったり沈んだりして出来あがる階調の美しい様は、まるで本物のカーボンファイバーそのものなのです。聞けば、カーフに"それ風"の型押しを施し、その表面にウレタンコーティングを施した素材とのことですが、ありきたりな加工技術では決してこのようには仕上がらないはずです。
この大胆でユニークな革小物3点は、いずれもあのダンヒル(1883年、アルフレッド・ダンヒル氏により、馬具の製造・卸売業としてロンドンにて創業)が'09年秋冬に投入した新作「シャーシ」コレクションのアイテム。シャープでスポーティな佇まいは、なるほどダンヒルらしい印象です。また、モータリゼーションが台頭しつつあった20世紀初頭、いち早く自動車関連の高級旅行アイテムを手掛けたという歴史的背景から「モートリーティーズ」をブランドコンセプトに掲げているダンヒルとしては、F1マシンや高級車のボディ素材にも採用されているカーボンファイバーは無視できない素材なのでしょう。実際、2000年には早くも筆記具の同軸素材にこのハイテク素材を導入しましたし、現在もステーショナリーやカフリンクスなどのアクセサリーにリアルカーボンファイバーを採用しているのです。そして「シャーシ」は、その「モートリティーズ」のコンセプトのもと、今世紀におけるブランドの新たなアイコン素材として開発された「カーボンファイバー ブラックマットレザー」のコレクションなのです。
実は筆者もカーボンファイバーの風合いが大好きなので、それを革でみごとに表現した「シャーシ」には大いに引かれています。しかもこの革、美しいばかりか耐久性に富み、水や汚れ、傷にも強いという利点もあり、それがまた、嬉しいポイントといえます。もちろん、見た目のインパクトもありますから、会話のきっかけにできるなど、コミュニケーションのための道具としても有効だと思うのです。

文:山田 純貴 写真:猪又 直之

光の加減によって格子状の編み模様が浮き上がる様は、まるで真性カーボンファイバーのよう。それでいてしっとりと馴染む感触は疑いなくレザー。なんとも不思議な感覚が味わえるユニークな素材だ。

DUNHILL(ダンヒル)

コレクション名:シャーシ
表版素材:カーボンファイバー ブラックマットレザー
内造り素材:ブラックカーフ
ポケットライナー素材:ブラックナイロンジャガード
製造国:フランス(またはスペイン)

■写真奥から時計回り
コートウォレット10CCジッパー付き 4万6200円
SLGコインパース 1万9950円
ビルフォード8CC 3万8850円

お問合せ:
お問い合わせ: リシュモン F&A ジャパン
TEL.03-4335-1755
www.dunhill.com/ja-jp/

※この情報は、2010年1月26日の情報です。