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自分らしさはボタンでカスタマイズ。クオリティと遊び心を追及したミタケボタンの提案

2017年6月3日

ミタケボタン
 
第11回 ミタケボタン

自分らしさはボタンでカスタマイズ。
クオリティと遊び心を追及したミタケボタンの提案

服飾品のひとつとしてボタンにこだわり、人と違うモノをもとめる上級者が増えつつあるそうです。とはいえ、既製服に初めから付いているボタンを付け替える人はまだまだ少数派。また、ミシンが各家庭にあった時代には、街にボタン専門店があったものの、現代においてはボタン専門店が世の中から姿を消してしまいました。
 
そんな中にあって稀有な存在が、1946年に銀座で創業したボタン専門店「ミタケボタン」です。品揃えの中心はヨーロッパからの輸入ボタンで、現在は無くなってしまったメーカーのヴィンテージボタンや、コレクター垂涎の貴重なアンティークボタンもそろい、その数はなんと1万点以上。なかでも今回注目したのはミタケボタンのオリジナルボタンです。
 

ミタケボタン

 
 

ミタケボタン

ビンテージやアンティーク、オリジナルまで嗜好性の高いボタンが並ぶディスプレイ。ボタン博物館のような品揃えは必見。

ミタケボタン

ミタケボタンの代表、自称ボタンニストの小堀さん。ボタンを通して人と洋服のより良い付き合い方、洋服を長く大切に着る豊かなライフスタイルを提案中。

 
 
 

インスピレーションの源は新旧のファッションから

デザインしているのはミタケボタンの代表であり自称「ボタンニスト」の小堀さん。オリジナルボタンは過去の名品からの影響も大きく、とくにメタルボタンではそれが顕著です。例えばリバリーボタンを現代に蘇らせた「究極のボタン」は、デザインされた馬の毛並みまで緻密に表現されています。現代ではここまで細密なボタンをつくれる職人はごくわずか。職人が高齢なため作れるうちにと実現したそうです。
 

ミタケボタン

リバリーボタンとは100年~200年前のイギリスで、貴族の使用人の制服につけた紋章入りのボタンのことで、当時、貴族にとって使用人は「見せる」存在でもあり、デザイン性の高い細密な作りのボタンがつけられた。

ミタケボタン

こちらがリバリーボタンに魅せられてオリジナルで作った「究極のボタン」。緻密なデザインとともに経年変化も楽しんで欲しめる一品。

 
 

また、最新トレンドからインスピレーションをうけたボタンもあります。愛らしい表情のスカルボタンは、ハイブランドや高級時計でもスカルモチーフが人気を博しているなか、シャツの第1ボタンや、ジャケットの袖口のアクセントとして考案されたものです。製作しているのは京都や奈良の専門の職人で、ひとつひとつ手彫りでつくられています。いずれも高齢で後継者もいないため、こちらもいつまでつくれるか分からないそうです。
 

ミタケボタン

スカルのフォルムと表情、特に顎の部分の細かい削り出しなど小堀さんのデザインセンスと職人技が活かされた仕上がり。水牛の風合いがスカルとマッチしたチャーミングなボタン。

ミタケボタン

イタリアのアパレルブランドのコレクションで見かけたネイビーのジャケットに合わせた赤いボタンをヒントに作ったボタン。椰子の実の種を原料とするナットボタンを赤く染めている。

 
 
このように過去の名品から、最新トレンドまで、インスピレーションの源はさまざまですが、オリジナルに込める想いは共通しているそうです。小堀さんいわく、『既製服につけるボタンは服の一部であり、当然かけられるコストも天井があります。ミタケボタンのオリジナルは、そういったものの上を目指したいと思っています。』とのこと。
 
 

ミタケボタン

 
 

ミタケボタン

ラクダの前足の骨で作られた、めずらしいキャメルボーンボタン。現在はほとんど流通していないオールドストック品。

ミタケボタン

扇形の曲線の上に小紋柄のように浮かぶ王冠。シンプルながらデザインセンスが光る、優しい表情のメタルボタン。

 
 
 

世界的にも稀有な存在のボタン専門店

現在、昔ながらのつくりのボタンが、作り手の高齢化や後継者の不在で消えつつあります。ミタケボタンのオリジナルは、そうした消えつつある技術によりつくられており、海外から来店する客もあるそうです。
 
ボタン自体は小さなものですが、洋服全体にあたえる影響は大きく、ボタンにこだわると、あるものを着るのではなく、自分の理想のスタイルを作っていく面白さがあります。また、数年ごとにボタンを替えれば新鮮な気分になり、愛着をもって着つづけることができます。洋服好きであれば、ボタンにこそこだわってほしいと思うのです。
 
 

 
Shop Data
 
ミタケボタン(MITAKE BUTTONS)
東京都中央区銀座1-5-1 第3太陽ビル5F 501
TEL.03-3563-0061
mitakebuttons.com

 
ミタケボタン

 

ロケ写真:新城 孝

 

 


 

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