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WE LOVE SHOES MADE TO ORDER Vol.5 MAIN D’OR

マンドール

– BOQ PRESENTS - WE LOVE SHOES MADE TO ORDER  Vol.5 MAIN D’OR

実直さと誠実さが生み出す極上靴は
ビスポーク通たちさえも唸らせる!

手縫い靴職人の村田英治さんの工房であるマンドールは、村田さんが生まれ育った北総鉄道北総線矢切駅から北へ10分ほどの地にあります。職人の家系に生まれた村田さんは、子供時代から絵を書くことを得意とし、高校ではデザイン科を専攻。その後、専門学校に進み、さらに靴のパタンナーである父親の勧めから、東京・浅草にある靴の専門校「エスペランザ靴学院」に入学し、そこで靴づくりの基礎を学びました。卒業後、婦人服のメーカーに勤めるいっぽう、毎週末にエスペランザ靴学院の恩師、各務房男(かがみふさお)氏のもとに通い、手縫い靴の技術に磨きをかけていき、2004年、満を持して独立を果たし、マンドールを立ち上げたのでした。

 

昨今、日本ではさまざまなビスポークシューズの職人が活躍しており、なかには非常に個性的な人もいますが、村田さんはといえば寡黙で大変控えめな印象。いかにも職人といった人柄です。しかも出来上がった靴を見れば、いずれにも力みとか押しの強い自己主張が感じられず、であるにもかかわらず、ある種の凄みが宿っているのですから不思議です。聞けば、父親のみならず実兄も婦人靴の職人であるとか。淡々としていながら、思わず目を見はるほどに美しく、オーラさえ感じさせるスゴい靴を作ってしまう村田さんは、こうした家系のDNAを受け継いだ、生まれながらの天才靴職人なのでしょう。

マンドール

 

マンドール

ハンドソーンウェルテッド製法が基本だが、ノルウィージャンやルノベジェーゼもオーダー可。料金は29万円~。製作期間約1年。専用シューツリー3,5000円(税込)~。

マンドール

オーダールームに保管された顧客用の木型。村田さんは、ベーシックラストは用いず、ラフターン(大まかにカットされた状態の木型材)を削ることで、これらを製作している。

履き心地を最優先しつつ、
美しさとスマートさを希求する

マンドールで製作される靴は全てがフルビスポークです。基本的に対象はメンズですが、メンズライクなタイプであればレディスも受注しているそうです。製法は手縫いに徹し、選べる素材はトップグレードのカーフなど約20種類(爬虫類などは別途取り寄せ)。もちろんデザインフリーですが、工房隣りのオーダールームに用意されたオーダーサンプルを参考にもできます。それにしても、それらサンプルのなんと美麗なこと! しかもカーフのものについては、いずれにもみごとなハイポリッシュが施されているため、その上品な光沢に目を奪われずにはいられません。
 
この部屋では、これまでに村田さんが製作した顧客の木型も目の当たりにできます。注文靴においては、樹脂などの元型に肉盛りするなどの手を加えた木型を用いる職人が少なくありませんが、村田さんのラストメイキングでは大まかにカットされた木型材、すなわちラフターンを手仕事で削り出して製作されます。したがって当然、微調整ができ、自由度も極めて高いのですが、そのぶん、大変な手間(1足に約4日を要するそうです)と熟達した技術が必要に。したがって、これら木型もまた、村田さんの手縫い靴職人としての力量を知るうえでの指針になるのです。

 

仮縫いは2回あり、それらトライアルシューズはいずれもセメンテッド製法+からげ縫いで作られます。1回目はマンドールでフィッティングが行われますが、2回目はトライアルシューズを発注者宛に送付。1か月間とか2か月間、履きならしてもらったうえで、さらなる調整を図りつつ本縫いに入るとのことです。
 
「最も優先すべきは、いかに足にフィットするかであり、要は、お客様の足本位ということです。それを踏まえたうえで、足なりだけれどカッコよく見えるというフォルムを探っていきます。つまりバランス重視といいますか、トータルバランスを心掛けています」と、語る村田さん。モットーは「お客様の足に真摯に向き合うこと」とのことですが、たしかにこの心得なくして、細部まで一切の破綻のない、完成度の高い靴を生み出すことはできないのではないでしょうか?
 
最後にもうひとつ。デザインなどにおいて特に“自分スタイル”をもたない村田さんですが、実はヒールカップにバックステイなどの切り替えが全くない、いわゆるシームレスヒールが唯一のこだわりディテールです。製靴では革寸法の微調整をこの部分でするため、切り替えを設けるのが一般的ですが、シームレスヒールではこれが不可能であるぶん、製甲や吊り込みに特別難度の高い技術が求められます。したがって、このディテールからも、村田さんの底力をうかがうことができるわけなのです。
 

マンドール

ラストメイキングの様子。作業台上の、革で覆われた木製ブロックは自作である。万力を使えば、さほど力はいらず、作業が早く進むが、この自作の道具を駆使することで、より正確&フレシキブルに削り出すことができる。

マンドール

靴づくりに必要最低限の道具や機材のみと、村田さんのストイックさが、そのまま現れた簡素な工房内。壁には各種革包丁やヒールアイロン、ウィールなどが整然と並んでいる。
 

マンドール

出し縫いの様子。ちなみに、この作業前に施される目付け(コバのギザ状模様)は14mmが標準ピッチだが、希望によってはよりピッチがより細かい16mmや、粗ピッチの12mmも可能。

 

マンドール
マンドール

 

– BOQ PRESENTS - WE LOVE SHOES MADE TO ORDER
第5回 マンドール オーダー会開催

開催日:2015年12月12日(土)11:00~19:00〈参加自由〉、12月13日(日)〈予約制〉 ※終了しました。
 
マンドールを知っていただくため12月12日(土)は、事前のご予約不要にてご参加いただけます。お気軽にお立ち寄りください。13日は前日までに、ご予約いただけますようお願いいたします。
 
会場:東京都港区南青山4-17-18 カサ・クレール301 有限会社ドレッシーネット
ご予約方法:お問い合わせフォームに工房名、希望時間をご記入ください。
連絡先:03-6459-2505

 

価格:29万円~(税込)
納期:1年~

 

マンドール
〒271-0087 千葉県松戸市三矢小台2-13-16
TEL.047-710-5289
E-mail:main.d.or2.13@gmail.com

文:山田 純貴 写真:是枝 右恭

2015.11.26 UPDATE

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