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第9回 手巻きと自動巻き、それぞれの魅力

2014年5月31日

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第9回 手巻きと自動巻き、それぞれの魅力

ムーブメントの歴史から言うと手巻き式、自動巻き式の順に開発されています。手巻き式は毎日リューズでゼンマイを巻き上げる必要があります。ローターがない分、ケースを薄型にすることができ、結果的にドレスウォッチに多く採用されています。アンティークの自動巻き式は、ローターの厚みの分、ケースにも厚みが生まれ、スポーツモデルに多く見られます。また、ねじ込み式の裏蓋を採用するなど防水性にも優れたモデルが多いようです。自動巻き式は装着時にローターが回転し勝手にゼンマイを巻き上げてくれます。停止しているときは手巻き機能付きの場合、リューズを20~30回巻き上げて駆動させます。レディスでは8割が手巻き式です。毎朝、セレモニーのようにリューズをゆっくり巻き上げたいクラシック派には手巻き式。忙しく活動的な方には自動巻き式がおすすめです。

 

for MEN’S

for WOMEN’S

 

オメガ コンステレーション
ステンレス。1960年代製造。両方向巻き上げ式自動巻き。Cal.551。
18万円(税抜)

オメガ コンステレーション

自動巻きムーブメントのローターが360°、左右どちらかに回転してゼンマイを巻き上げる仕組み。当時としては画期的なシステムで、毎日着用する人には大変便利なモデルでした。オメガらしいお馴染みのコパー色のムーブメントも特長です。ダイヤルはドルフィン針とアプライドインデックスの組み合わせ。太いラグやねじ込み式の裏蓋など、実用的で精悍な雰囲気が伝わってきます。

ハミルトン
14KYG。1940年代製造。手巻き。
18万円(税抜)

ハミルトン

オーバル形のアールデコ風のデザインが、なんとも愛らしいウォッチ。ケースの天地にダイヤモンドが施され、細身のブレスレットと相まって、とてもエレガントな印象を与えてくれます。全体的にシンプルなデザインなのでカクテルウォッチとしてだけでなく、スーツスタイルにもよく似合います。手巻き式なので毎日、ゆっくりと巻き上げてください。慣れると楽しいものです。

 

ミドー マルチフォート
ステンレス。1940年代製造。半回転式自動巻き。13万円(税抜)

ミドー マルチフォート

ミドーを代表するモデルですが、一般にはもっと小ぶりなケースのものが多く、こちらは34mmと大ぶりな珍しいモデルです。シリンダーケースのように厚みがあるため、華奢な印象はありません。自動巻きムーブメントでも、ローターが左右半回転して巻き上げるクラシックなシステムです。小ぶりでボリュームのあるケースですから女性の手にも似合います。

オメガ
18KYG。1960年代製造。手巻き(バックワインド)。110万円(税抜)

オメガ

オメガの高級ラインに採用されたバックワインド仕様のモデルです。これは裏蓋側に薄いリューズが配され、一定方向にゼンマイを巻き上げるシステムです。ケース側面にリューズがないためデザインもすっきりと美しいのが特長です。ダイヤル周りにバケットダイヤが配され、ケース、ブレスともに18KYGというラグジュアリーウォッチです。手にするとゴールドの重みを感じることができます。

 

オーデマ・ピゲ
18KYG。1950年代製造。手巻き。54万円(税抜)

オーデマ・ピゲ

ルクルトが製造した手巻きムーブメントをベースにオーデマ・ピゲが仕上げもので、地板には美しい装飾が施されています。自動巻きのようにローターの必要性がないためケースの厚みは薄く、ドレッシーな雰囲気です。現行品のオーデマ・ピゲに比べるとアンティークモデルはリーズナブルなプライス。これも魅力のひとつです。毎朝、決まった時間にゼンマイを巻き上げたい方には手巻き式がおすすめです。

オメガ レディマティック
YG GF。1950年代製造。自動巻き。12万円(税抜)

オメガ

ケースに丸みがありボリューミーで可憐なウォッチに仕上がっています。レディスでは珍しい自動巻きモデルですが、手巻き機能付きなので、止まっている状態から使用する場合、リューズで巻き上げると駆動する便利な仕組みです。アプライドインデックスを配したシンプルなダイヤルと、レザーバンド仕様ですから、日常使いにおすすめです。

 

お問合せ:シェルマン TEL.03-5568-1234 www.shellman.co.jp

文:倉野 路凡


 

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