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大喜靴店

2014年2月21日

大喜靴店 店内

大喜靴店

「街の靴店」的外観を見事に裏切る、驚愕の品揃え

都心のビジネス街であり、東京の本の街・神保町にもほど近い神田小川町にある「大喜靴店」。かつては多くの人々が住み生活の匂いのする街だった名残から、入口にはクロックスや折り畳み傘が並ぶ一見「街の靴屋さん」ですが、それに騙されてはいけません。一歩中に足を踏み入れると、パトリックのスニーカーやレッドウィングのワークブーツに始まり、リーガルやクラークスは当然のこと、奥に進むにつれパラブーツやオールデン、そしてこのお店が別注を掛けたエンツォ・ボナフェなど、靴好きにはたまらないインポートシューズが続々と顔を出してくるからです。中には過去の限定品や既に廃盤となったモデルがひょっこり残っていることもあり、店内を見渡すだけでちょっとした探検気分にさせてくれます。

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大喜靴店

「かゆい所にちゃんと手が届いている」サービス

多くのメーカーやブランドの靴に出会えることだけが大喜靴店の特長ではありません。このお店がまさに「大都会の隠れ家」として多くの靴好きの支持を集めているのは、その親身なサービスも理由です。例えば左右の足長が微妙に異なったり、歩きグセの関係で靴のフィット感にわずかに違和感を覚える場合には、中敷きによる本格的な微調整を施してくれます。また、靴クリームの知識も非常に豊富で、アッパーの革の種類やコンディションに応じた商品を的確にアドバイスしてくます。当然修理の面でも信頼がおけます。オーナーの北城照二郎さん曰く「昔はどんな靴店でも当たり前にやっていたことなんだけどなぁ」と謙遜されていますが、創業時は職人を抱えて実際に靴作りを行っていた経験が今、このような形でしっかりと活かされているのです。

 

オーナーにもファン多し。
足と靴に本気で向き合える空間

そして大喜靴店の最大の魅力は、このオーナー・北城さんの快活で真摯な人柄にあるのかもしれません。話をしていて、いやーとにかく楽しい楽しい! そして靴や作り手、そして履く人に対する愛情がひしひしと伝わって来て、時が過ぎるのを忘れてしまいます。「気持ち良く履ける靴をお客様に選んでいただくために、自分に何ができるのかを常に自問しちゃうんですよね」と語る北城さんは、実は大の登山・アウトドア好き。そこから得た実践的な経験はもちろん、靴のセレクションやアドバイスにも活かされている訳です。先代から始まり60年余り、都心どころか東京全体でもめずらしくなった家族経営のお店らしく、店頭では愛犬の「りく」君がお出迎えしてくれます。大喜靴店は、煌びやかなブランド直営店やセレクトショップ、ましてやネット通販では味わえない「和んだ気分」と「正確な知識」とが高次元に両立する、懐かしくも貴重な空間。ここを知らずして紳士靴好きとは、絶対に言わせません!

大喜靴店 店内

 

エンツォ・ボナフェ

ENZO BONAFE
10年以上扱っているというエンツォ・ボナフェのサイドレース。ナローラウンドはこれから旬です。履き心地の良さは折り紙つき。踵と甲周りで足をホールドし足が靴の中で動きません。 9万5000円(税抜)

ラルフ・ローレン

RALPH LAUREN
日本では流通していないアメリカ製ラルフ・ローレンのローファー。おそらくメイン州で作られたハンドソーン。アメトラ好きにはたまらない一足です。残り少ないので欲しい方はお早めに。3万5100円(税抜)

 

オールデン

ALDEN 8645
大喜靴店がオールデンに別注したコードバンのアンクルブーツ。バリーラストのチャッカブーツと同じ丈ですが、アイレットは短靴同様に6穴。ラストは履き心地が良いと評判のモディファイラスト。色は黒とバーガンディ。10万8000円(税抜)

安藤製靴

ダイキオリジナル
プルアップレザーを使ったオリジナルチャッカブーツ。ノルウィージャンウェルト製法にすることで、より耐久性を高めています。ソールはビブラム社のロッチャーブロック。登山靴メーカーへの特注品。3万7800円(税抜)

 

お問合せ:大喜靴店 東京都千代田区神田小川町1-1 TEL.03-3292-0704 daiki-kanda.blog.ocn.ne.jp/

文:飯野 高広


 

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