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ブノワ・ドヴィニャック インタビュー

ブノワ・
 
フランスのレザーアーティストがつくる軽快でしなやかなレザーコレクション

今日、靴やバッグのデザインにおいて、素材の特性や風合いを活かし、鮮やかな色や加工を施したり、異素材とのコンビなどユニークな商品が目立つようになってきた。いわゆる素材の可能性を追及し、デザインに生かす商品づくりである。そんな流れのなか日本への上陸を果たすべく、フランス・パリの新進レザーブランド「Benoit Duvignacq Paris(ブノワ・ドヴィニャック パリ)」がフランス大使館で展示会を実施した。フランスでレザーのアーティストと評されるブノワ・ドヴィニャック氏が手掛ける、厳選した素材にシンプルなデザイン、新感覚で表現されたレザーコレクションとともに、昨今のレザーアイテムの潮流を紹介するべく会場を訪ねた。

 

職人による熟練の伝統技能と
革新性が融合したニューカマー


ブノワ・ドヴィニャックのバッグが持つ魅力は今日的なメイド・イン・フランスという言葉で表現できる。そのバッグには厳選された素材選びと、つくりの確かさといった伝統的な要素が備わっている。それでいて懐古的な雰囲気が一切感じられない。フランス産の環境に配慮したレザーを様々なカラーに染め上げ、素材そのものの持つしなやかさを斬新に表現したレザーアイテムの数々。そこにあるのは創造性とクラフツマンシップが融合した今日的な美しさである。

 
トップメゾンでの経験を活かし
自身のブランドをスタート


フランスの上流階級の家庭に生まれ育ったブノワ・ドヴィニャックは、ファッションの仕事に反対する両親を背に、大学卒業後、専門学校エスモード パリでファッションデザイナーとモデリストの2つのカリキュラムを取得。その後10年ほどソニア・リキエルで商品企画、製造から広告まで幅広く経験を積んだあと、フリーランスでトップメゾンのデザインに関わった。2008年に自らの名を冠したレザーブランド「ブノワ・ドヴィニャック パリ」を創設。2009年にはパリの皮革製品の展示会アクセソワ・アベニューで審査員よりレザー製品のクリエーターとして選出され、2010年と2011年には2年連続でフランスの皮革業界団体よりクイール&クリエーション賞を受賞。そのクラフツマンシップと現代的な感性で、フランスモード界でデザイナー、スタイリスト、アートディレクターとして幅広く活動している。

 
ブノワ・ドヴィニャック商品写真
カーフ、ゴート、シープスキン、パイソン、ナイルパーチ、ウミヘビ、キャンバスなど、仏産の環境に配慮した革を使い、素材の独自性と原産地の透明性を保証しつつ、それらを斬新に表現。
ブノワ・ドヴィニャックポートレイトデザイナーのブノワ・ドヴィニャック氏のキャリアはソニア・リキエルでスタート。婦人服から紳士服、化粧品まで展開するブランドで彼はブランドビジネスに関するあらゆる経験をしたという。
 
 
レザーウェアをつくる工房で
あえてバッグを作った理由


「洋服のように軽いバッグをつくりたかった」とブノワ氏が話してくれたように、ブノワ・ドヴィニャックのバッグには一見レザーなのかと疑うほど、しなやかな上質感に溢れていた。美しい色が引き立てる独特の柔らかな風合いのバッグは、従来のバッグとは一線を画した素材を生かしたデザインアプローチが新鮮であり、そのしなやかさは洋服のように身につける人のスタイルや感性に様々に馴染むようだ。

素材選びには最新の注意が払われているという。原産地の保証と環境保護に対する規制の厳しいフランスの基準をクリアした原皮をフランスやイタリアのタナリーで鞣した高品質なレザーが使われている。縫鞄はフランス・アルビにあるレザーウェアをつくる工房で、ラグジュアリーブランドを手掛ける熟練職人がすべての工程を一人で手掛ける、いわゆるベンチメイドで仕立てているそうだ。ライニングにはライダースジャケットの裏地に使われる強度のある素材を採用しているので、しなやかながら耐久性は抜群だ。
 
ファッションへの情熱に溢れる
ブノワ氏のこれからに期待


ブノワ・ドヴィニャックではバッグのほかに、ブレスレットやネックレスなどのレザーアクセサリー、ブルゾンなどのレザーウェアも展開している。素材やカラーなどカスタマイズも可能で、さながらレザーアーティストといったブノア氏の感性に現在進行形のフランスを感じた。

日本進出に意欲的なブノワ氏の思い入れを訪ねてみたところ、「日本の男性は型にはまった高級紳士服ではなく、カジュアルで個性的でありながら確かな品質を求めています。そんな人たちにわたしのブランド、新しいフレンチスタイルをぜひ知ってもらいたいと考えています。」と語ってくれた。日本での活躍を期待したい。

 

お問合せ: EQUINOXE TEL.06-6595-8802 www.benoitduvignacq.com

2013.11.11 UPDATE

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